福島県須賀川市を中心に、住宅リフォームのお手伝いをしているミズノ住設の水野です。
先日、ご年配のお客様から、こんなご相談をいただきました。
「神棚を移したいんだけど、どうしたらいいもんだべか。どこに移せばいいのかも、まったく分からなくて」
リフォームのご相談といえば、お風呂や台所、屋根や外壁が多いのですが、こういうご相談もときどきあります。神棚は毎日手を合わせる場所ですから、「適当に動かして、何かあったら困る」と思われるのも、もっともなんですよ。今日はそのときのお話を書いてみます。

神棚を移したいときは、誰に頼めばいい?
神棚の移動は、大工仕事と内装の両方にまたがります。棚を壁にしっかり取り付けるには、壁の裏にある柱など、ねじがしっかり効くところを探して留めなければいけません。古いお宅だと、壁紙の張り替えや、取り外したあとの壁の穴の補修も出てきます。
「神社さんに頼むものなのか、大工さんなのか分からない」という方も多いのですが、棚の取り外しや取り付けは私どものようなリフォーム屋でお受けできます。気になる方は、お札をいただいている神社さんに「今度、神棚を移します」とひと言伝えておかれると、気持ちのうえでも安心です。
神棚は、どこに置くのがいいの?
今回のお客様がいちばん迷われていたのが、置き場所でした。私も改めて調べ直して、お客様と一緒に家の中を見て回りました。
一般によいと言われているのは、次のような場所です。
- 神棚の正面が南か東を向く
- 目線より高く、明るくて清潔なところ
- 人がよく通る出入り口の真上や、トイレの近くは避ける
- 上の階で人が歩く場所の真下は避ける(どうしても真下になるときは、天井に「雲」や「天」と書いた紙を貼る方法もあります)
とはいえ、家の造りによっては、全部の条件がそろう場所はなかなかありません。今回も、「南向きで、家族がいつも集まる部屋の、目線より高いところ」を第一に考えて、お客様に「ここならどうでしょう」と何か所か見ていただきました。最後は、毎日お参りしやすいかどうかで決めていただきました。

今回したのは、棚の作り直しと取り付けです
棚は、古いものを外して、新しく作り直しました。長年使った棚は、取り付けの金具や木が弱っていることが多いんです。お客様にもそうお話しして、新しくすることにしました。前の棚を外した跡は、ねじの穴を埋めて、壁紙を部分的に張り替えてきれいにしています。
気をつけたのは、神棚の上にお祀りしているお札やお宮には、私どもは手を触れないことです。そこはお客様の大切なものですから、移す前後はご家族にお願いして、私どもは棚の取り外しと取り付けだけをさせていただきました。新しい棚は柱にしっかり固定して、地震で揺れても落ちないようにしています。
工事が終わって、お客様が新しい棚にお札を納めて、「これで落ち着いたわ」と手を合わせていらっしゃいました。

神棚の移動で迷っている方へ
神棚のことは、人に聞きにくいものです。「こんなことを頼んでいいのか」と思われるかもしれませんが、ご相談いただければ、置き場所選びから一緒に考えますよ。
須賀川市内はもちろん、鏡石町や郡山市の南のほうの方も、まずはお家の様子を見せていただくだけで構いません。気になることがあれば、お気軽にお電話でどうぞ。